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anonymous
2025-06-22 18:16
- 禅宗には、
「仏に逢うては仏を殺し、祖に逢うては祖を殺し、羅漢に逢うては羅漢を殺し、父母に逢うては父母を殺し、親眷に逢うては親眷を殺し、始めて解脱を得ん」(臨済義玄 『臨済録』)
という「逢佛殺佛」の教えがあります。
これは、表層的には権威の否定という意味合いもありますが、修行中の「魔境」に対する予防接種のための戒めです。
もちろん、これは、修行中でなくても、死後の中間生の心象映像でも同じことです。
魔境(変性意識)において生じた、反応心による自作自演の聖者を殺せずに、「仏陀に遭った」とか、「イエスに遭った」とか、「神に遭った」などと人々に触れ回るような類の人間が、新興宗教の教祖になるのです。
例えば、白光真宏会の創設者である五井昌久などは、そのような人間でした。五井が出逢った釈尊やイエスが、自分のマインドによる自作自演だと見抜けなかったわけです。要するに、修行が足りないのです。
決して本物の悟り(解脱)ではないのに、聖者に出逢ったから自分は悟ったのだと思い込んでしまうのです。権威を疑い、自己の思考さえも懐疑できるなら、真の悟り(解脱)への道は拓かれるのでしょう。
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